ゲーム下手

D5辺りで勝率4割以下のまま連コしていたあの頃、私は「ポッ拳」が下手なのだと思っていたが、今思うと「ゲーム」が下手だった。
それまでまともにやったことのあったゲームは、本家のポケモンとポケモン不思議のダンジョン、スマブラXをお友達とアイテム有りのパーティプレイ、Wiiのマリオパーティー、Wii Sports、Wii fit、さわるメイドインワリオ、脳を鍛える大人のDSトレーニング、ポケモンダッシュ、ポケモンレンジャー、5色の石を3つ以上並べて消す系パズルゲーム(スマホ)、テトリス(携帯内蔵)、パズルボブル(携帯内蔵)。書き出すと意外とあったな。ちなみにテトリスとパズルボブルは、携帯が2つに折れるようになって、カメラが内蔵され始めたときくらいの話だ。
まあ注目は、アクションゲーム、および対人ゲームの経験が、浅スマブラしかないところだろう。
一応ポッ拳を始める数ヶ月前に本家のシングルレートも始めたが、経験としては十分浅い。
そして、これが20年間にやったゲームのほとんど全てなのだから、本数やかけた時間を考えると、やはりそんなに多くはないだろう。

逆に、最近始めたゲームは、ポッ拳のことを思えばそんなに苦労していない。まあ、適当にやっているレベルなので特別上手いわけではないのだが、圧倒的初心者って感じではないように思う。多少はアタマを使ってやっている。

これは、ポッ拳を通して、ゲームそのものの経験値を上げたからだと思う。ゲームに必要な思考みたいなものを、ポッ拳で培ったのだ。
なので、ポッ拳を始めたけど全然勝てないという君。それはもしかしたら単純にゲームが下手である可能性があるので、ポッ拳を嫌いにでもならない限り、遊び続けてほしい。ポッ拳でも他のゲームでもいいから、一つをきちんとやり込めば、多分それなりに勝てるようになると思う。

ちなみに、ゲームが上手くなると、損得勘定が上手くなると思う。ゲーマーはよく「リスクリターン」という言葉を使うが、その思考を普段の生活にも取り入れると、生きている上で生じる様々な選択を、賢くできるようになる。今まであまり考えずに適当に選んでいた行動を、少し考えて分析することによって、その行動によって得られるもの・失うものを理解し、満足度の高い暮らしが送れるようになるかもしれない。
少なくとも、私はそう感じている。

ところで、論理派に対して直感派という言葉があるが、「良い直感」というのは、思考を挟まずに最適解を選べるということであり、これは知識や経験を無くして得られるものではない。ある意味、真の直感派は論理派の上位互換ともいえる。
才能がある人というのは、比較的少ない経験値でも直感で最適解を選べるが、凡人はそうはいかない。が、凡人でも直感派になることはできる。そのためには、多くの知識と、多くの経験を積み重ねる必要がある、というわけだ。
そしてその知識や経験というのは、必ずしもそのゲームでないと得られないものではない。他のゲームで培ったものが、形を変えて活きることもある。なんなら、それはゲームによるものですらないかもしれない。

ゲームは娯楽だが、ちゃんと向き合えば人生において価値のあるものになりうる。好きだと思うゲーム(金でモノ言わすタイプじゃないヤツ)に出会えたら、ある程度上手くなるように努力した方がいい。数をこなすだけでなく、研究したり、情報収集したり、仲間を見つけたりするのも、努力のひとつだ。少なくとも、ゲームが面白いと思えるうちは続けよう。そんなふうにして得たものは、きっと意外な形で人生を助けてくれる。


最近ポッ拳から離れてしまっているが、DX発売までにまたやり込んだ方がいいかもしれない。過去の自分が重ねた努力を、やはりゲームの中で無駄にしたくない。アケでA5に挑戦せねば。

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すごい・ぜったいれいど

ポッ拳のスイクンはすごい ってボンヤリゆってる人による雑記帳